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遊星ギヤボックスとスパーギヤボックスの特徴

遊星ギヤボックスとスパーギヤボックスの特徴を比較してみました。

特徴の比較

遊星ギヤボックススパーギヤボックス
重量
重い

軽い
サイズ(低減速比)
小型化が難しい

小型
サイズ(高減速比)
1段で高減速比

歯数や段数が増える
伝達効率
下がりやすい

理論的に高い
耐久性
耐荷重
耐衝撃×
ギヤ精度
高い精度が必要

一般的な精度
減速比設計
計算が複雑

計算が簡単
高減速比×
出力軸位置の制約
入出力軸が同軸上

自由に設計可
メンテナンス性
構造が複雑

構造が単純
ギヤボックスの固定
バックトルク
価格
高価

安価

構造

遊星ギヤボックス

遊星ギヤボックスは、太陽歯車(sun gear)と遊星歯車(planetary gear)、遊星キャリア(planetary carrier)、内歯車(ring gear)の4つの要素を組み合わせた構造をしています。

回転は、太陽歯車、遊星キャリア、内歯車の3つの要素の内1つを固定し、1つを駆動回転させると、残りが従動回転し力を伝達します。

写真の遊星ギヤボックスでは、内歯車が固定、入力として太陽歯車を回転すると遊星歯車が回転し、連動して遊星キャリアが回転し出力となります。

ギヤが多く複雑な構造になりますが、複数の遊星歯車で負荷分散して力を伝達するため、耐久性が高く、大きなトルクを伝達できる特徴があります。

スパーギヤボックス

スパーギヤボックスは、スパーギヤ(spur gear: 平歯車)を組み合わせて減速するギヤボックスです。

回転は、スパーギヤの歯のかみ合いで伝達し、歯数の比で減速比が決まります。

構造が簡単なため安価で効率が良い使いやすいギヤボックスです。ひとつ歯が全ての力を伝達するため、歯が欠けたり固定軸が滑ったり壊れやすい欠点もあります。

ギヤボックスの選択

遊星ギヤボックスを選択する大きな点は、耐久性・衝撃荷重の良さです。価格、重量、サイズと不利な面も多いですが、負荷が変動しやすいトルク伝達部(駆動輪やアーム部など)に遊星ギヤボックスを選択すると、壊れにくく安定した動作が期待できます。

スパーギヤボックスは、安価で伝達効率も良く、負荷が安定した部分や、過負荷や衝撃を防ぐ機構がある箇所で使いやすい万能選手です。

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