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Pololu RCスイッチシリーズ

Pololu RCスイッチ デジタル出力

Pololu RCスイッチ デジタル出力は、シンプルなRCスイッチで、ラジコン信号(RC PWM・RCサーボ信号)をデジタル出力に変換します。

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スペック

入出力の最大電流25 mA
ロジック電圧2.5 ~ 5.5 V
サイズ10.2×10.2 mm
重さ0.3 g

製品内容

製品のセット内容はつぎの通りで、オスピンヘッダを取り付けて使用します。

  • 本体 ×1
  • 7ピン ブレイクアウト オスピンヘッダ ×1

ピン配置

回路のピン配置はつぎのようになっており、RC受信機側(3ピン)とデジタル出力側(4ピン)に別れています。

RC受信機・サーボコントローラ側

  • RC IN(必須)
    • RC受信機の信号出力へ接続します。
    • RCパルス幅をもとにデジタル出力の判定をします。
  • VRC(任意)
    • RC受信機の電源へ接続します。
    • VRCからの電源は、標準では使用しません。
    • 基板裏面のVRC-VCCジャンパをはんだでブリッジすることで、デジタル信号側の電源として使用できます。
  • GND(必須)
    • RC受信機のGNDへ接続します。

デジタル出力側

  • VCC(必須)
    • 2.5~5.5Vへ接続します。
    • 基板裏面のVRC-VCCジャンパをはんだでブリッジすることで、RC受信機の電源を利用できます。
  • GND(必須)
    • デジタル回路のGNDへ接続します。
  • GOOD(出力端子)
    • 有効なRC信号を受信している間は、Highを出力します。
    • 出力電圧は、VCC(High)とGND 0V(Low)になります。
  • OUT(出力端子)
    • RC INのRC信号のパルス幅をもとにHighかLowを出力します。
    • 出力電圧は、VCC(High)とGND 0V(Low)になります。

接続例

接続例はつぎの通りです。RC受信機のRC信号(RC IN)とGNDは、必ず接続してください。

使用方法

LEDを使ったRC動作チェック

つぎのように接続すると、RCコントローラを倒したときLEDが点灯します。

電源スイッチング

RCレシーバからサーボモータやESCを動かすとき、スティックの1つを電源スイッチングに割り当て、もう1つをサーボモータ制御に割当てられます。

つぎのようにFETを接続することで、サーボモータを操作できます。

  1. 1chのスティックを倒すと、サーボモータの電源が入り
  2. 2chのスティックでサーボモータを操作できます

この回路は、Pololu RCスイッチ 小型ローサイドMOSFETや中型ローサイドMOSFETを使用すると外部部品なしで作れます。

セーフスタートモード

起動時に予期しない動作をしないようセーフスタートモード機能があります。詳細は、7.セーフスタートモードをお読みください。

  • 電源投入後モードが有効
  • RCサーボ信号オフ位置を受信でモード解除
  • モードが有効な間は、RCスイッチは機能しません
  • RCサーボ信号を500ms受信しないときモードを再有効化

出力とLED表示

Pololu RCスイッチシリーズは、内蔵LEDでデバイスの状態を表示します。RC信号により、つぎの出力とLED表示になります。

RC信号の状況LEDGOODOUT
RC信号なし点滅(1秒間隔)LOWLOW
RC信号オフ位置点滅オフ長め(1秒間隔)HIGHLOW
RC信号オン位置点滅オン長め(1秒間隔)HIGHHIGH
RC信号オン位置
(セーフスタートモード)
点滅2回(1秒間隔)HIGHLOW

RC信号のしきい値の学習設定

RCサーボ信号でOn/Offを切り替えるタイミングを学習設定できます。

学習モードは、学習モード用ジャンパーを接続した状態で電源を入れることで起動できます。タップ回数でしきい値を学習させられます。詳細は、8.RC信号のしきい値学習の設定をお読みください。

タップ回数モード
1(電源起動時)学習モードへ移行
2デフォルト値変更
3しきい値保存
4反転動作設定

VRC-VCCジャンパ

基板裏面のジャンパーを接続することでVRC-VCCを導通できます。RC受信機の電源を共有し、1つの電源で回路を使用できます。

資料

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