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Pololu RCスイッチシリーズ

Pololu RCスイッチ 中型ローサイドMOSFET

Pololu RCスイッチ 中型ローサイドMOSFETは、15Aまでの中型の負荷を駆動できるRCスイッチです。ラジコン信号(RC PWM・RCサーボ信号)から、サーボモータの電源などを外部部品なしで制御できます。また、デジタル回路用の電源レギュレータを内蔵しています。

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スペック

最大出力電流15 A
ロジック電源2.5 ~ 16 V
サイズ15.3×21.0 mm
重さ1.2 g

製品内容

製品のセット内容はつぎの通りです。オスピンヘッダとターミナルブロックを取り付けて使用します。負荷の電流が大きいときは、ターミナルブロックを使用せずに直接ケーブルをハンダ付けしてください。

  • 本体 ×1
  • 12ピン ブレイクアウト オスピンヘッダ ×1
  • 3.5mm 2ピンターミナルブロック ×2

ピン配置

回路のピン配置はつぎのようになっており、RC受信機側(3ピン+VIN)、デジタル回路側(4ピン)、負荷(ロード)接続側に別れています。

RC受信機・サーボコントローラ側

  • RC IN(必須)
    • RC受信機の信号出力へ接続します。
    • RCパルス幅をもとにデジタル出力の判定をします。
  • VIN(任意)
    • RC受信機の電源(2.5~16V)を接続します。
    • VINを未接続で、VCCへ電源を供給して使用することもできます。
    • VINまたはVCCどちらかに必ず電源を供給してください。
  • GND(必須)
    • RC受信機のGNDへ接続します。

負荷(ロード)接続

  • LOAD HIGH
    • 負荷のプラス端子と負荷電源のプラス端子を接続します。
  • LOAD LOW
    • 負荷のマイナス端子に接続します。
    • デジタル回路のOUTと連動してMOSFETが動作します。
      • ON:LOAD LOWが、GNDに接続されます。
      • OFF:LOAD LOWが、GNDから切断されます。

デジタル回路側

  • VCC(任意)
    • オンボード5Vレギュレータに接続されています。VINへ電源が入力されると5Vが出力されます。
    • 5V以上の入力は5Vに、5V未満の入力はそのまま使用されます。
    • VCC電圧が低いとMOSFETのオン抵抗が高くなり、スイッチングできる最大電流が制限されます。
    • VINまたはVCCどちらかに必ず電源を供給してください。
  • GND(必須)
    • デジタル回路のGNDへ接続します。
  • GOOD(出力端子)
    • 有効なRC信号を受信している間は、Highを出力します。
    • 出力電圧は、VCC(High)とGND 0V(Low)になります。
  • OUT(出力端子)
    • RC INのRC信号のパルス幅をもとにHighかLowを出力します。
    • 出力電圧は、VCC(High)とGND 0V(Low)になります。

接続例

負荷の電源極性に気をつけてください。

セーフスタートモード

起動時に予期しない動作をしないようセーフスタートモード機能があります。詳細は、7.セーフスタートモードをお読みください。

  • 電源投入後モードが有効
  • RCサーボ信号オフ位置を受信でモード解除
  • モードが有効な間は、RCスイッチは機能しません
  • RCサーボ信号を500ms受信しないときモードを再有効化

出力とLED表示

Pololu RCスイッチシリーズは、内蔵LEDでデバイスの状態を表示します。RC信号により、つぎの出力とLED表示になります。

RC信号の状況LEDGOODOUTLOAD LOWとGND間
RC信号なし点滅(1秒間隔)LOWLOW切断
RC信号オフ位置点滅オフ長め(1秒間隔)HIGHLOW切断
RC信号オン位置点滅オン長め(1秒間隔)HIGHHIGH接続
RC信号オン位置
(セーフスタートモード)
点滅2回(1秒間隔)HIGHLOW切断

RC信号のしきい値の学習設定

RCサーボ信号でOn/Offを切り替えるタイミングを学習設定できます。

学習モードは、学習モード用ジャンパーを接続した状態で電源を入れることで起動できます。タップ回数でしきい値を学習させられます。詳細は、8.RC信号のしきい値学習の設定をお読みください。

タップ回数モード
1(電源起動時)学習モードへ移行
2デフォルト値変更
3しきい値保存
4反転動作設定

資料

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